Quantcast
Channel: 新着リリース
Viewing all articles
Browse latest Browse all 26462

消防防災の拠点 袋井消防庁舎・袋井市防災センターが完成

$
0
0
令和2年2月19日
静岡県袋井市
消防防災の拠点 袋井消防庁舎・袋井市防災センターが完成
 老朽化した袋井消防庁舎の建て替えにあわせ、常設の袋井市災害対策本部室を備えた市防災センターを合同庁舎として整備し、4月1日(水)から業務を開始します。(仮運用3月16日(月)から)
 消防・市・消防団の災害対策本部が同じフロアに設置でき、連携強化により、南海トラフ巨大地震や水害などへの対応力の向上が図られます。
 地震発生時でも災害対策本部機能が確保できるよう、市の公共施設として初めて免震構造を採用。また、非常用発電機を浸水に備え4階に設置し、3日分の燃料も備蓄します。
 2月19日(水)に落成式典を行い、2月22日(土)、23日(日)に住民向けの内覧会を開催します。


1 事業経過
  平成27年度          基本設計業務、測量・設計業務、地質調査
  平成28年度          実施設計業務、用地取得
  平成29年6月~平成30年2月 造成工事
  平成30年5月~令和2年1月 建築工事
  令和2年4月          業務開始(開署)予定


2 施設概要
  所在地  袋井市国本2907番地
  敷地面積 8,196.42㎡
  建物概要 本庁舎棟      鉄筋コンクリート造4階建(免震構造)
                 延べ床面積  5,296.07㎡
       車庫備蓄倉庫棟   鉄骨造1階建(耐震構造)
                  延べ床面積  295.38㎡
       総合訓練塔      鉄筋コンクリート造4階建(耐震構造)
                  延べ床面積  324.00㎡
       消防訓練塔      鉄筋コンクリート造4階建(耐震構造)
                  延べ床面積  192.00㎡


3 事業費
  3,800,000千円(組合負担2,466,000千円、市負担1,334,000千円)
  ※内訳
   用地取得費                        51,000千円
   設計費(造成、基本・実施設計)            179,000千円
   工事費(造成、建築・電気・機械、下水道)          3,223,000千円
   工事監理費                      56,000千円
   消防・防災システム移設費               126,000千円
   什器等購入費                     45,000千円
   その他費用                      120,000千円
          

4 施設の特徴
(1)鋼管杭
   強固な支持層まで鋼管杭を到達させ、建物を支えるため、杭長約35mの鋼管杭を本庁舎棟は29本
      (直径1,400mm)、総 合訓練塔6本(直径700mm)、消防訓練塔4本(直径700mm)施工しま
      した。


(2)免震構造
   地震による建物への被害を軽減するため、本庁舎棟は、地震時に最大90cm建物が水平に移動して、
      地震の揺れを吸収する構造となっています。
 天然ゴム系積層ゴム(4基)

 弾性すべり支承(3基)

 レール式転がり支承(18基)

 オイルダンパー(24基)



(3)非常用発電機
   連続7日間運転可能な非常用発電機を浸水に備え4階に設置し、非常用発電機の地下燃料タンク
  (約6,000リットル・3日分)及び送油ポンプは浸水対応としました。
 非常発電機

 浸水対応送油ポンプ

(4)2回線受電
   異なる2つの変電所から電気を受電することにより、片方の変電所が停電しても、もう片方の変電所
  から受電ができるようにしました。

(5)屋上ヘリポート
   本庁舎棟の屋上には、総重量10トンまでのヘリコプターが離着陸可能なヘリポート(23.8m×23.8
  m)を設置し、平時はドクターヘリの離着陸、災害時は自衛隊などの応援部隊の受け入れを行います。
   また、夜間照明を設置し24時間離着陸可能な施設としました。
 屋上ヘリポート

 ヘリポート用夜間照明設備

(6)袋井市災害対策本部室         
   常設の袋井市災害対策本部室を3階に整備しました。同じく3階には、本部員会議室や消防災害対策
  本部室(研修室)を整備しました。
 袋井市災害対策本部室

 袋井市災害対策本部本部員会議室

(7)自家給油設備
   ガソリン10,000リットル、軽油10,000リットル保有の自家給油設備を整備しました。災害発生時の
  緊急車両、応援部隊の燃料を備蓄します。
 自家給油設備

(8)訓練施設
   総合訓練塔は、消防職員だけでなく自主防災隊、消防団、企業などが活用できる施設を整備し、地域
  の消防力向上を図る施設としました。

 【煙体験室】煙避難の体験ができる施設です。


 【自主防災隊等訓練室】屋内外消火栓設備や自動火災報知設備の取扱いや狭い場所からの避難訓練ができ
                                   る施設です。


 【避難はしご】マンションなどに設置されている避難はしごによる訓練ができる施設です。


 【放水的】放水訓練をするための施設です。ここで放水された水は、訓練用雨水貯水槽に貯まり再度訓練
                  で使用します。


 【訓練用雨水貯水槽】訓練塔の屋上に降った雨を溜める施設です。溜まった雨水は、放水訓練に使用しま
                                す。


 【訓練用地下式消火栓】地下式消火栓の取扱い訓練をするための施設です。


5 今後のスケジュール
(1)落成式典
   日 時  2月19日(水)午前9時30分から
   出席者  市町等関係議員、自治会等役員、消防防災関係機関、施工者等 約170人
   内 容  オープニングセレモニー、施設内覧、訓練披露
(2)住民向け内覧会
   日 時  2月22日(土)及び23日(日)
        午前9時30分から午後3時まで 
   対 象  どなたでも
   内 容  施設内覧、消防訓練披露、消防車両展示

Viewing all articles
Browse latest Browse all 26462

Trending Articles